頭取野崎修平(全10巻)

監査役野崎修平』の続編に当たる作品です。

あおぞら銀行が国有化されてから2年、思うように収益が回復しないあおぞら銀行に、再建請負人として、かつての同行監査役・野崎修平が頭取に任命されます。金融再編の流れに取り残され中位行に転落したあおぞら銀行を「真のお客様のための銀行」として育て上げるべく奮闘します。

しかし行内は国有化後の2年間ですっかり疲弊しており、かつての大手銀行だった時代の再来を夢見る人間も多く、「無駄に規模を拡大するよりは身の丈にあった経営を」と考える野崎の方針に反発する人間も少なくない中で、野崎は徐々に支援者を増やしていくのです。




隊務スリップ (全6巻)

日本国憲法第9条が撤廃された近未来の日本を舞台とした、シリアスなストーリーにギャグを織り交ぜた、新田たつお先生のSF漫画。

小学館『ビッグコミック』に2014年第1号(2013年12月25日発売)から2016年第2号(2016年1月9日発売)まで連載。

徴兵された和菓子職人たちとそれを取り巻く軍人、政府、特高の人間模様がギャグを交えて実に面白く描かれています。

人類最弱と言われる主人公 青乃盾が実は・・・。





くたばれ!!涙くん (全8巻)

「750ライダー」で有名な石井いさみ先生が描かれた青春サッカー漫画です。

1969年7号~1970年45号まで週刊少年サンデーに掲載されました。

喜び、涙、葛藤、仲間、恋愛。

人生の全てをサッカーにささげ、サッカーを通して父親の姿を追続ける主人公、風巻俊。

このドラマは小さなサッカーボールに青春をかけた 若い青き狼の物語です。

当時の熱血根性漫画「巨人の星」や「柔道一直線」等の梶原一騎作品とは話の進行や人物構成は似ているものの、石井いさみ先生の優しさが隅々に溢れており、最後まで一気に読まされます。